学校支援サービス 公益社団法人子どもの発達科学研究所

こころとからだの連絡帳

デイケン

健康観察のデジタル版。
毎日のメンタル・体調を、
正確かつ効率的に見守り、
対応するためのツール

子どものメンタルと
体調の変化を見える化する
デジタル健康観察ツール

                             

デイケンは、子どもの心と身体の状態の変化を捉えるためのデイリーツール(毎日実施するアプリケーションツール)です。学校現場で実施されている「朝の健康観察」のデジタル化をコンセプトに開発しました。デイケンは、子どもたちへの質問より得た回答データを分析し、前週からの変化を捉えて注意フラグを挙げる仕組みですが、それが子どもたちのメンタルヘルスの不調を予測することが、論文化により、エビデンスありと証明されました。このエビデンスを持ったツールであることが、他の企業や教育団体が提供する調査ツールと大きく異なる点となっています。
教職員が児童生徒を見守るためのサポートツールとして、いかに現場の効率化を促進できるか、それは科学の本質である「再現性」に基づくツールであることが重要であると、私たちは考えています。

Point 1

児童生徒との
コミュニケーションを活性

               

デイケンは、教職員と児童生徒のコミュニケーションを活性させるきっかけとなる相談ボタン機能も設置しています。現場の教職員の方々からは、「これまで声をかけてこなかった子どもからのサインを受け取れるようになった」、逆に子どもたちからは「先生に相談しやすくなってうれしい」という声もいただいています。

Point 2

忙しい朝の時間に
実施しやすいツール

               

毎朝、授業前に使うアプリだからこそ、重要なポイントは、児童生徒の入力がスムーズかつ短時間で済むという点です。デイケンは慣れれば、低学年でもほぼ1分以内に入力完了。忙しい朝の時間帯でも、教職員は学校単位で即時に子どもたちの状態や変化、SOSをキャッチすることができます。

Point 3

デイケンの効果と科学的根拠(エビデンス)

               

デイケンを実施した学校では、実施していない学校と比較して、いじめの被害率及び新規不登校発生率が抑制されたという結果を得ることができました。 さらにその後、研究を続けると「デイケンにより児童生徒のメンタルヘルスの不調を予測できる」ことが立証され、論文発表を行うに至りました。「毎日の変化を捉える」というデイケン独自のシステムによる有効性が実証されています。

Point 4

調査結果の閲覧について

児童生徒が入力したデイケンの回答は、学級担任だけでなく、全教職員が先生用の画面で確認できます。体調・気分、相談希望のアラートが表示された児童生徒への介入支援の記録も学級ごとの一覧表で一括管理できます。学校全体の相談希望及び対応状況を一覧できる機能があり、管理職や相談担当教諭が確認することにより児童生徒の相談にもれなく対応できるだけでなく、学級担任の負担軽減にもつながります。

さらに詳しい内容をお知りになりたい場合は、以下より資料請求が可能です。

Summary

デイケンの仕組み

  • 毎朝の健康観察をアプリ化
  • 科学的根拠に基づいて設定された質問項目
  • 児童生徒が自分の端末に入力することで、心身の健康状態を、教職員が即時チェックすることが可能
  • 児童生徒の「回答の変化」から、不調を予測しアラートでお知らせ
               ※ デイケンが子どものメンタルヘルスの不調を予測することは、既に研究によってエビデンスが示されています。論文「日本の学校における伝統的な健康観察とそのデジタル化による児童生徒のこころの健康問題の早期発見」(西村,和久田 2024)
Feature

デイケンの特長

デイケンの大きな特長は、アンケートで得たデータから、一人ひとりの回答の変動の違いを踏まえたうえで、注意すべき変化を捉えてフラグを上げる点です。科学的根拠に基づいた質問項目と独自のアルゴリズムにより、正確に子どものリスクの判断が可能です。また相談ボタンの設置により、声を上げにくい子どもにも支援が届きやすい仕組みです。

  • 毎朝1分程度の簡単な入力で、子どもの心身の状態を把握し、必要な支援への早期対応が可能

  • 研究成果に基づき、最適なタイミングで支援アラートを発出できるよう、改修により精度アップ

  • 「相談ボタン」で、声を挙げられない子どもたちのSOSもキャッチアップし、担当、学校へ伝える

  • 弊所の他ツールと連携し、子どものメンタル状態や、取り巻く学校環境まで多面的なアセスメントが可能

Benefit

デイケンの効果

毎日1分程度のチェックで、児童生徒の心身の不調を予測。心身の悪化を早期に捉えることで、問題の予防に繋がります。また、デイケン導入校からは、「毎朝の健康観察に時間を取られなくなった」「養護教諭や管理職も、全児童生徒の状況を即時に把握できる」「〝いつもと様子が違う〟子どもの変化が明らかになり、支援の漏れがなくなった」といった声が届いています。

  • 1

    児童生徒の心身の状態の悪化から生じる問題(不登校やいじめ、問題行動など)の予防が期待できます。

  • 2

    子ども自身が気付かない心身のリスクが可視化され、先生や学校が、それについて早期に認知することが可能です。

  • 3

    問題の未然防止を効果的に進めることで、生徒指導や特別支援の負担を軽減。先生方のメンタルヘルスを守ることにつながります。

  • 4

    相談ボタンにより、先生に直接相談することができない児童生徒の声も拾うことができ、きめ細やかなコミュニケーションが可能になります。

Usage

デイケンの利用

                       

児童生徒用にはアンケート画面、教職員用にはアンケートの結果がみられる一覧画面が用意されています。児童生徒は、毎日の心身の状態を記録。教職員用の画面では、アラート表示でリスクをお知らせします。アラートに対しては、どんな介入支援を行ったかをチェックして、対応漏れ等を防止します。

                       

児童生徒用

  • point01

    簡単に回答できる質問項目と選択肢

  • point02

    短時間で完了するので続けやすい

  • point03

    自分の心身の健康状態を振り返り

教職員用

  • point01

    リスクに応じてアラート表示

  • point02

    介入支援の選択肢を提示、
    チェック入力で記録

  • point03

    介入支援が必要な児童生徒を
    フラグでお知らせ

Other

調査ツールの組み合わせにより、
多角的な課題解決が可能です

他のツールとの組み合わせにより、子どもの心身を多角的に把握。より精緻な分析ができ、多様な課題に対して個々に応じた支援も可能です。各調査ツールを組み合わせることで、いじめとメンタルヘルスなど、見えづらい相互関係を推測しやすくなり、個々の子どもの状態を多角的に分析することができます。
さらに、教職員向け動画研修により、問題の本質に基づいた具体的な判断が学校単位で可能となります。